草むらに寝っ転がって顔に麦わら帽子をのせる。日差しが眩しいからだけどそのインスタントにできあがった薄暗がりの世界に隙間から漏れる光と景色い草みたいな芳ばしい香り麦わら帽子の外と中で世界は確実に分けられている。その小宇宙の中でわたしはひっそり息をしているのだった。「麦わら帽子」
8/11/2024, 7:12:57 PM