Rikei

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私は滅多に雪の降らない地で過ごしている。

以前、祖父母の家に行った時、ちょうど雪が降っていた。
空から舞う粉雪を被りながら外を歩いた。
翌日、積もった雪で地面は真っ白だった。
雪だるまを作った。雪玉を投げた。真っ白な地面に指で絵を描いた。

田舎の祖父母の家の広い庭。この真っ白な雪で自由に遊べるのは私だけ。この雪は全て私のもの。

少しでも雪が降ればテンションが上がる。そんな地に生まれた私にとって、雪は特別なもの。もう雪遊びなんてするような歳じゃないけれど、あまりに非日常的な経験に、はしゃぎすぎてしまった。

一人なのに、寒いのに、ずっとここにいたいと思った。ずっとこの雪を独り占めしたいと思った。

今もまだ、雪が恋しい。

1/7/2026, 3:52:31 PM