孤都

Open App

    # 輝き


    君の目が、いつにも増して輝いてみえたとき、

   君は恋に落ちていた。


    その相手は、僕ではない。


    悔しいけれど、親友として彼女の恋を

   見守ろうと思った。


    君が恋に落ちていることを知ったとき、

   胸が苦しくて、次第に涙が溢れ出した。


    僕はきづく。


    ああ、僕は君に恋をしていた、

   その恋も、今、この瞬間に失ったんだ、と。

    
    とにかく、苦しくて、辛い。


    でも、君にこんな思いをして欲しくないから、

   全力で応援したい。


    それなのに、君はいつのまにか、その目の

   輝きを失っていた。


    黒く、光を映さない淀んだ色をした君の瞳は

   君の心情や感情を表しているようだった。


    ときを経て、君の瞳に輝きが戻ったのは、

   今日、この日だ。


    今、僕は君にプロポーズをしている。


    君の瞳に影を落とさせないと誓う。


    いつだって、君の瞳の輝きを絶やさせないと誓う。

    ずっと好きだった。


    これからの人生、僕と過ごしてみない?

2/17/2025, 9:54:11 PM