私の好きなものを紹介しようと思う。
「ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?」という電撃文庫から出版されているライトノベルだ。作者は新八角。
長文タイトルから読み取れるとおり、ポストアポカリプスなグルメものだ。ついでに言えば主人公、ヒロイン?共に女女でとても程よい関係である。
SF世紀末後の世界なのでオーバーテクノロジーが至る所にちりばめられており、機能が生きてて仕組みを理解できるもの、そうでないものを再発掘、利用していく生活が描かれている。深い世界観に読みやすい文章。最高の組み合わせである。カクヨムというサイトで1巻は全ページ読めるはずなのでもしよければご一読を。(布教)
ただ、残念なことにこの作品は2巻で打ち切りになってしまっている。打ち切りは少なくてもライトノベル界隈では明言されることは殆ど無く、作者が黙って次の作品を出したり何処かのwebサイトで悔しい事があったと匂わせていれば何も知らずに期待し待ち続けることにならず御の字である。
打ち切りの敗因は作品のジャンルそのものにあるだろう。SF+グルメ+百合、全てニッチでこれをベン図で重なる部分となったらもはやそこに重なりはありますか?といったレベルだ。対象となる読者の少ない、身内に受ける作品だ。故に私には激刺さりしたんですね。
カクヨムというサイトで読めるので是非ご一読を。(二回目)
SFの良さ、グルメものの良さ、百合(この作品だと家族愛に近い?)の良さ一つとっても語るには紙面が狭すぎるし、私が吐き出す言葉では熱意は分かっても伝わらないだろう。悲しいね。私も布教されてこれは好みじゃないな~と返す事も多いが好きは変わるし積極的に変えていきたいなとは思っている。
たまーに、指で数えられる位たまーにだが打ち切りされた作品が続編タイトルで再開されることもある。
なので、カクヨ……(三回目)
1/29/2023, 4:05:45 PM