今年の5月で時が止まっている壁掛けカレンダーがある。
それは別に、何か忘れられないことがあって捲れないとか、
5月の絵柄が好きだから飾っておきたいとか、
そういうイイ感じの理由があるわけではなくて、
ただシンプルにズボラである。
この文章を打ち込んでいる間にも、カレンダーは恨めしくこちらを見ている。
6〜8月のページが日の目を見ることはもはや無いだろう。
彼らの口惜しさたるや、測り知れない。
使わなければ買わなきゃいいのにと思うけれど、
毎年この時期に文具店で所狭しと並び始める、個性豊かなカレンダーを眺めるのが好きで、いつもやたら時間をかけて厳選している。
シンプルながら機能性に優れたもの
柔らかいタッチのイラストが描かれたもの
祝日にポップアップがついた個性的なもの
どれも中々に魅力的だ。今年はどれにしようかな。
脳内会議を楽しみながら、様々なカレンダーを見て回る。
「いや自分途中で使わんようになるやん」というド正論カットインはとりあえず無視した。
ちなみに今年はなんと日めくりを購入した。
小さなモチーフが描かれているデザインの可愛らしさにときめいてしまったのだが、
どう考えても捲る難易度が跳ね上がっている。大丈夫か。
来年の今頃、この日めくりは果たして今日の日付まで捲られているのだろうか。
乞うご期待。
9/11/2024, 5:38:28 PM