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嵐が来ようとも

嵐の夜の前の日赤い月が不気味に輝いていた。
あれから1年が丁度過ぎました。

1年とは短いようで長いものだと染み染み感じた1年をまた赤い月が静かに輝く空を見ていました。

これからまた嵐が来るのでしょうか?
今年の夏は去年の夏より暑さが増しているような赤い月も熱気を帯びた土さえ撒きそうなそんな宵です。

高揚とした赤い月
朧な春の月とは違う
土用の赤い月

めぐる盃に かげがさすのは

春でも秋でもなく

こんな暑くて赤い月が昇る夜のような
気がしてならないのです。

今 荒城の夜半の月
かわらぬ光 誰がためぞ
垣に残るは ただかつら
松にうたうは ただ嵐

天上 影は 変わらねど
栄枯は移る 世のすがた
写さんとてか 今もなお
あゝ荒城の 夜半の月

私は、この歌に今
土用の赤い月を写して
義母(あなた)のことを思っています。

私たちの勝負はまだついていません。

きっと、来世で会おうです。

私は、去年と同じ赤い月を見上げ
義母(あなた)のことを思っています。

嵐が来ようとも

きっと、来世で会おうと思っています。

きっと、その時も憎しみ合うのでしょうね(笑)

楽しみにしています

来世で会いましょう

義母(お母さん)

義母さんならきっと助太刀無用と言うでしょうね。

多勢で無勢を狙うようなそんな卑怯千万な人ではないからこそ、義母さんは私の盟友であり宿敵であります。

人生は嵐が来ようともサシの勝負ですよ(笑)


令和6年7月29日

                心幸




7/29/2024, 2:28:42 PM