もう二度と、君を離さない。
これまでずっと、君のことばかり考えて生きてきた。
片時も忘れたことはないんだ。
ずっと君を追いかけて、いつかこの手に入れたいと願ってきた。
でも君は、いつだってもう少しのところで、僕をするりと躱して逃げてゆく。
こんな僕の気持ちをからかうように。
でも、今度ばかりは、君も心を決めたんだね。
君の方から僕に手を差し伸べてくれた。
夢のような瞬間。夢にまで見た瞬間。
僕はこの時をずっと待っていたんだ。
君へのプレゼントは、いつだって懐に忍ばせて。
差し出される君の両手。
その、細い両腕に、僕は用意していたプレゼントをかける。
「御用だ、ルパン。もう逃さんぞ」
3/24/2025, 8:29:12 PM