マヤ暦をご存知だろうか。
少し前(ということにしてほしい、年代がバレそうだ)にマヤ人による世界滅亡の予言が話題になりマヤ文明という存在が浸透したことで知った人も多いのではないか。私もその1人だ。
マヤ人は高度な文明を持っていた、それだけ賢い人たちが予言したのだから本当に世界は滅亡してしまうのではないか…そう、未熟で好奇心ばかりが先行する年齢だった私たちはヒソヒソとこの話を楽しんだものだ。
そんなマヤ文明では、暦を19種類使い分けていたという。
その中でも260日周期のツォルキン暦と呼ばれるカレンダーを中心に考えたものが現代では「マヤ暦」と呼ばれているらしい。
(ちなみに私はあくまで素人で、セッションという診断のようなものを受けただけなので多少の間違いは見逃していただきたい…)
260日周期で巡るカレンダーで見たときに、その日に生まれたからその日が意味する役割や意識を持って生まれたということらしく、つまりは260種類のタイプがあるということになる。
マヤ暦を見るとき、他の人との関係性なども教えてもらえるのだがその中でも特別な関係性にあたる「鏡の向こう」なる存在がいる。
この存在というのは1/260で相当シンクロ(偶然の一致)が起きないと出会えない、互いに祝福しあう存在、覚醒しあう存在…というマヤ暦ではとても希少な存在らしいのだ。
知り合いが“マヤ暦アドバイザー”だということを知り、興味本位でセッションをお願いした。きっと奥深いのだろうと思い、気兼ねなく質問できる相手なら色々調べるより確実だと思ったのだ。
そこで類似、反対、ガイド、神秘と私にとってどういう存在か、そこに当てはまるタイプはどれかを丁寧に教わり、「鏡の向こう」なる存在を知った。
セッション中はエンタメとして楽しんでいたので、ほうほう面白いなんて言いながらサラ〜っと聞き流していたのだが、帰った後にふと思いついた3人を検索して調べてみたのだ。
1人は神秘に当てはまり、もう1人は類似の中でも特にこのナンバーの人が類似すると教えてもらったピンポイントのナンバーで「お!」と思わず声を出た。
家族であってもどこにも当てはまらない場合もあると聞いていたからこそ、当てはまっただけでもなんだかテンションが上がったのだ。
そして、最後の1人は『鏡の向こう』だった。
これには流石に言葉も出なかった。
マヤではいかにこの存在が凄いかというのを十分に聞いたばかり。
小5で出会い、中学では部活が同じでずっと一緒で、同じ高校に進学したあの友人が。
住んでる場所も随分遠くなったのに、不思議とずっと縁のある相手。
こればかりは流石に“奇跡”だと思った。
身近で何気ない(特別視してなかったわけではないが)相手が、急に輝いて見えた。なんとも表現し難いが、また違った見え方になったのだ。
…とはいえ、この事実は特に相手には知らせずにいつも通り何気なく過ごしている。
今までの積み重ねではなく、“これを知ったから”大切に接する、重要視するみたいな関係性にはなりたくなかったからだ。…そう思える時点で、確かに彼女は特別な存在だったのだと思う。
マヤ暦というものを信じるも信じないも、楽しむも楽しまないもの自由だが、私は間違いなく、“特別な存在”がいたというこの事実をマヤ暦を通して気付かされたのだ。
マヤ暦の話が偶然でしかなかったとしても、大きな気付きがあった、私にとってなくてはならない経験だった。そう思う。
ちなみに、興味を持ったのならの話だが。
ネットでもある程度調べられるが、あまりに奥が深いのでセッションを受けてみるのをオススメする。
#特別な存在
(今回は事実を元に小説調で書かせていただきました。マヤ暦自体はエンタメとして私は楽しませていただきました。文中にも記載しましたが信じるも信じないも自由なので、この話もご自由にお受け取りください。)
3/23/2024, 12:18:18 PM