夜の森の奥深くで木々たちを揺さぶるような風のざわめきが聞こえる悪い予感がした足を踏み入れてしまったこと仲間を呼ばなかったこと途中で引き返さなかったこと…様々な後悔が頭に浮かんでは消え冷や汗が背中をつたっていく黒い風はうねり轟きすべてを巻き込みながら闇に呑まれていく足は地面に貼りついたままで手はかじかみ頬は色もなく己の音を忘れてしまった私は、、、闇の中に立ち尽くしていた
3/15/2025, 11:09:04 AM