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ふわりと過ぎた香りに零した声。
振り返る瞳が一つ瞬き問う。
いつも薄甘さを纏っていた黒髪が、
少し苦味のある爽やかさを跳ねさせて。
ふわり微笑んだ赤い頬、
恋を知った乙女の顔。

‹ゆずの香り›

12/23/2024, 9:10:10 AM