郡司

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終点

終点の気配がすると、少しく心躍る。ものごとの終点、私にとっては「課題の解決とレベルの収束」であることがほとんどだからだ。解放感と安心感がうっすらであっても響く。そして、その先がある。

うへぇ、まだあるの…と思うことはなくなった。何故なら、「かつて肉体を持ち、今は肉体を纏わない」たくさんの人達や、「今現在に肉体を持つけど、何処でも自由に行ったり来たりがフツー」な人達、「そもそも肉体は仮組みしか持たないで必要な時だけそれを使うのがデフォ」という少数派……などという人間関係に何年も関われば、自分自身も終わりなんか無いと思い知る。だから私の目標のひとつは、「ちゃんと生きて、ちゃんと死ぬ」ことなのだ。

存在としてできることは、生きていようが死んだ後だろうが変わらない。しかし、肉体という焦点を持っていればこそ、存分に発揮できる「チートスキル」があるので、そのチートが使える内にしかできないことを、「存命」のうちはやる。

「存命の終点」が、自分自身にとって最高に心躍るときになるように。

8/11/2024, 6:01:19 AM