養命酒

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現実逃避


僕は不登校だ。
僕は学校で虐められた。僕はなにもしていない。
それなのに皆は暴言を吐いたり、殴ったりしてきた。
僕の親は離婚し、お父さんと一緒に暮らしているのだが、
ギャンブルで負けては酒に溺れの繰り返し。
先生のいない所で虐められていたため、
先生はなにもしらない。
だから僕の味方は誰一人としていなかった。
学校に連絡もせず、朝はただひたすら部屋にこもり、
夜は外を歩く、それが僕だった。
だが僕には居場所があった。それは図書館だ。
図書館は静かで、本を借りて1人で見ることができる。
僕にとっては最高な場所だった。
それから図書館から本を借りて現実逃避をする毎日だ。
「現実逃避は良くない」あるサイトにそう書いてあった。
それを読んだ僕は、すぐに現実逃避を辞めようとした。
だが僕は本を読んで現実逃避をするのが辞められなかった。
僕は現実が怖くなっていたんだ。
誰も味方が居ない。学校に行けば虐められる。
それ以外にもあるが、本を読むのを辞めるとその事が
頭の中を占領する。僕はそれが怖くて、嫌でたまらない。
だから僕は現実が怖い。そう思っているうちに僕は
現実逃避が辞められなくなったのだ。

2/27/2024, 3:37:44 PM