たそがれ薄暗くなった夕方。坂道をのんびり歩いていると遠くの方から聞こえてくる鈴虫の声。風が吹くと、その風は少し肌寒く感じる。もう秋か――薄暗いから人の表情はあまりわからない、この黄昏時が好き。何も考えずのんびり、のんびりと歩く。気を使わなくていい。今にでも、自分がこの闇に溶けていきそうな。そう思う――
10/1/2023, 1:25:08 PM