第2 いつまでも捨てられないもの
# め ぅ .. ⸝ 🦭
僕には6つ下の弟がいる。
弟は優しい。可愛い。面白い。
皆から好かれてたし、
僕も大好きだった。
そんな弟も今日で小学校 卒業式
早かった6年間...
俺は高校を卒業して始めての1人暮し
ダンボールから荷物を出していると、
ふと1枚の便箋がでてきた
『にぃちゃんへ おととより』
まだ日本語も上手くなかった弟が
始めて俺に書いてくれた手紙
『ぼくはにぃちゃんがしきです』
可愛いな~、
(ピロピロリン) お、電話だ。
母から突然言われてびっくりしたけど
ジャージとクロックスを履いて
階段を急いで駆け下りた。。
向かった場所は病院。
はぁ~、
汗だくな俺に駆け寄る母
『あのね、、、その、弟、、が、』
泣きながら俺に訴えた。
次の日
日が上がった頃俺は目を覚ました。
テーブルに大量の 酒 酒 酒 酒
そう。。
弟は死んだ
知らない人に殺された。
小さい頃に書いてもらった手紙
喧嘩した時、ぐちゃぐちゃにして
ゴミ箱に捨てたあの手紙
母に怒られて、泣いた時に涙を拭いたあの手紙
テーブルに置いてたら父に捨てられてたあの手紙
画用紙のしたに引っ付いてて一緒に切っちゃったあの手紙
沢山沢山沢山の思い出が詰まったあの手紙。
俺は許さない。
弟を殺したやつも。
俺より先に逝った弟にも。
いつまでも、どんな時でも、
あの手紙は絶っっっっ対に捨てられない
(この内容は全てフィクションです)
今回は少し長くなりました.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ
最後までご覧頂きありがとうございました.ᐟ.ᐟ.ᐟ
明日も楽しみにしておいて下さい.ᐟ.ᐟ
#🦭
8/17/2024, 2:36:50 PM