「冬晴れ」 ⚠️馬鹿みたいに長いです(3700文字くらい)あとほぼ地雷系女子の学校行く日のVlogみたいになってます。お題は最後の方にちらっと出てきます。
寒い。そう思い眠気で朦朧とする中布団の中でもぞもぞと身を捩る。鳴り響くアラームを布団から手だけを出して雑に止め、また布団に潜る。
今日は学校行かなきゃ、今日こそ行かなきゃ。意を決して布団から出る。
やっぱり寒い。乾燥が怖くて暖房はタイマーかけていたけれど、こんなに寒いならつけっぱにしておくんだった。一気に冷えた体を少しでも温まるため、一応暖房をつけた。
私の通う学校は制服がない。だから好きな格好で行けるのはいいのだけど、その分コーデを考えるのが面倒だ。
面倒だけれど、外に出るなら見た目に妥協はしたくない。だからわざわざ朝の五時に起きたんだ。
ベッドを整えて、クローゼットを開く。今日はどんな服で行こう。寒いから、最近買った可愛いコートを着たい。それを元にコーデを考えていく。この時間が一番楽しい。
ピンクを基調とした配色に裾のところにモコモコのついたコートは、大きなリボンと取り外しができるケープがセットになっている。
取り敢えず寒いのでヒートテックを着て、ブラウスを選ぶ。暖かい部屋に入ったらコートは脱ぐから、ブラウスもしっかり選ぼう。
コートがピンクだから、中もピンクだけのブラウスにしたら変かな? そう思い白が基調のブラウスを選んだ。アクセントカラーとしてピンクのフリルが襟と袖に使われている。リボンは黒とピンクの物にして、次は肝心のスカート選び。
全体の印象をまとめる為に黒のスカートにしよう。長さはコートから少し見えるくらいだから、膝上くらいかな。
いくつか候補を出して、選んだのは二段組の裾がフリル状に縫い付けられているシンプルなスカート。
留め具は幅が何段階にも分かれているホック式なので、ウエストが変動してもきっちり締めることができる。最近また痩せたけれど、緩くなることはない。しっかりとウエストを強調してくれる。これで胸があればもっと強調されたのに。
このスカートはパニエとの相性がいい。コートを着ている時はふんわりとした大きめのシルエット、脱いだ時はウエストが締まっていてスカートは軽く広がっているメリハリのあるシルエットにしたいので、不自然すぎない用に、持ってる中でいちばん控えめで短めのパニエを下に履いた。これなら、自然に広がっているように見える。
生足は寒いので、白いニット生地のサイハイソックスを履く。三つ編み状の模様が可愛くてお気に入りだ。
これである程度コーデは決まった。次はメイクだ。
顔を洗って保湿をする。冬は感想崩れが怖いのでメイクに支障が出ない程度でしっかり目に。
それが終わったらいつも通りの手順で進めていく。メイクが決まってない時は試行錯誤ばかりで一時間ほどかかっていたけれど、今では三十分位で終わる。
カラコンは服に合わせて黒縁の薄めのピンクのものを選んだ。太陽の下や、明るいところでピンクがチラ見えするのがこのカラコンのいいところだ。着色直径も丁度良くて、宇宙人にならないしちゅるんとした抜け感がお気に入り。
ベースは保湿系の下地を使って、少し時間を置いてからコンシーラーで隈を隠す。ファンデは乾燥崩れが怖いので冬は基本塗らずにコンシーラーで気になったところを隠す程度にしている。
パウダーも保湿系のマットパウダー。なるべく二十四時間つけていられる肌に優しめのものを使うようにしている。薄く塗ってブラシで余分な粉を落とす。
アイメイクは淡いピンクで涙袋を作る程度。そこまでアイシャドウを塗らなくても、涙袋にピンクを入れるだけでぷっくりとナチュラルに見えるし、メイクした感が出つつ、派手にならないので自然に盛れる。
粘膜近くにはちょっと濃いめのピンクを入れる。これをすると中顔面が少し短くなる気がする。
アイラインは目の形に沿って少し垂れさせる。逆三角形の用に書くと綺麗に見える。長さはそこまで出さない方がいい。地雷ラインを引いた時の違和感が減るのと、ケバくならない。
地雷ラインは薄いアイライナーで引いて、アイシャドウでぼかす。そのアイライナーで切開ラインを軽く引く。
下まつげを下げてマスカラを塗って束にする。上まつ毛も上げてマスカラを塗り束感を作る。
ちょこっとだけ涙袋にラメを入れる。これでアイメイクはおしまい。
チークは白みピンクを軽く。寒さで少し頬が染まっているように見えるくらいでいい。
シェーディングは濃くならないように何度も重ねる。特にノーズシャドウは重要。鼻筋は自然に、顎の輪郭はしっかり強調する。
ハイライトは鼻筋、唇の上に入れて、薄めに目頭にも塗る。ギラギラしたものじゃなくて、自然にツヤを出してくれるものなので、ハイライトを入れた部分が悪目立ちすることなく自然に馴染みつつ立体感を出してくれる。
リップはティントタイプのものを使う。薄いのを塗って少し待ってからティッシュオフ、その後内側に少し濃い色を入れてぼかして、軽くティッシュで抑えたら口角を軽く描いて完成。マスクをつけるのでグロスは塗らない。セミマットくらいがちょうど良い。
これでメイクはおしまい。次はヘアセット。寝癖直しのスプレーをかけて、ドライヤーで乾かす。少しはマシになったところで、まずストレートにする為に全体にアイロンを通す。温度は百四十度位がちょうどいいと思ってる。
ストレートになったら髪の毛を結ぶ。この工程を飛ばすと結んだ後のセットが大変だから、面倒でもしっかりストレートにしている。前髪と顔周りも、この時にしっかり形を決める。
耳の少し上で結ぶと、少し幼い印象になる。左右差がないことを確認して、髪飾りをつける。今回は白のフワフワしたファーで覆われているヘアゴムを着けた。
次は毛先を巻いていく。緩くカールをつけれたらおしまい。香水はコームに吹きかける。なるべく離して、付けすぎないようにする。それで軽く髪を梳く。するとほのかに髪から香りが広がる。
今日選んだのはローズとベリーの香り。冬なので少し重厚感のある匂いのものを選んだ。ちなみに、シャンプーは香りが控えめのものを使っているので香りが混ざって喧嘩することはない。
前髪をスプレーで軽く固めて、髪の毛はおしまい。時間はまだまだ六時半。家を出るのは七時四十五分だから、余裕がある。
お気に入りのピンクのハンドバッグに教科書とルーズリーフ、バインダーとクリップボード、ファイルとタブレットを入れる。
まだ時間があるので、筆箱を変えることにした。ピンクの革製の筆箱から、新調した白いコーデュロイ生地の筆箱に変える。中に入っていた文房具をしまって、最近お気に入りの文房具に変える。中身の色は白とピンクで統一することにした。
シャーペンは二本。細めの白い軸で芯径が0.5のものと、太めのピンクの軸で芯径が0.5のもの。ボールペンは赤、青、黒の三色のもの(軸の色はピンク)と、黒、ピンク単体のもの。全て太さは0.5だ。黒のボールペンだけは中身を互換性のある白い本体に移し替えている。
定規はそのまま透明のものを使う。消しゴムと修正テープ、のりは少し淡いピンク。シャーペンの芯ケースはビビットなピンクのものと、淡いピンクのものがある。違いは芯径だ。
マーカーはそのまま、お気に入りの柔らかい色合いのピンクと濃い色のピンク、あとグレーの三色を入れた。
最後に自作のストラップをつけて新しいペンケースが完成した。白いふわふわのポンポンとピンクとシルバーのストラップがチャラチャラと揺れる。それをバッグに入れて、勉強道具はこれでおしまい。
あとはポーチにモバ充、イヤホン、リップ、鏡、コーム、持ち歩き用のヘアスプレーを入れて、それをバッグの中に入れる。
外側のポケットには予備マスクと鏡、ICカードと頓服を入れる。
最後に自作のぬいぐるみを付けたら準備完了。カーテンを開けるともう外は明るくなっていた。さっきまで薄暗かったのに、時計を見ると七時近くになっていた。冬の日の出はやっぱり遅いなぁ。
暖房を消して荷物を持って下に降りる。いつの間にかお母さんは仕事に行っていたみたいだ。まぁ六時四十五分にはいつも出てるし当たり前か。
用意されている朝ごはんを食べて、ボーッとニュースを見る。気が付けば時間になっていて、玄関に行って靴を履く。厚底でチェーンの着いたローファーは足が長く見えるからもうこれ以外履けない。愛してる。
「……寒っ」
扉を開くと冷たい風が入ってくる。寒いけれどケープコートのおかげで凍えるほどでは無い。せっかく可愛くなったんだから行こう。鍵を閉めた事を確認してから、駅に向かう。
空は澄み切っていて、風は冷たいが日差しが暖かい。天気予報でも言っていたけれど、これならお昼は少し暖かいだろうな。
綺麗な空を見て、少し頑張れそうな気がした。散歩したいくらいの気持ちのいい晴れだけど、学校に行かなくては。
スマホを取りだして空の写真を撮る。そこには雲ひとつないただの水色が広がっていた。それをいつもは愚痴や悩みを書いているアカウントに投稿した。
思っていたよりも寒くなくて、こんな日が毎日続けばいいのにと思う。いつもより少し軽い足取りで学校へと向かうのだった。
1/5/2026, 7:15:13 PM