書く習慣:本日のお題「忘れられない、いつまでも。」
忘れられない、いつまでも。
思い出やら黒歴史やらかつての栄光やらは色々あるが、「忘れられない」といつも心にこびりついている負の記憶的なものはない気がする。ふと思い出して苦い気持ちになる記憶はあるけれど、24時間365日そのことが頭を占めていて苦しむ状態ではない。
先日、実家に帰った。
母親は私と同等以上の記憶魔で、「○○といえば……」とちょっとしたきっかけで子供たちの小さな頃のエピソードを語り始める癖がある。
何がきっかけだったか(数日前の話なのに私の記憶はこの体たらく)、母が「あぜ道を散歩している時、『田んぼ』ってうまく発音できなくて、いつも『ばーぼー』って言ってたねえ」と笑っていた。田んぼがある今の家に来た時、私はかなり喋れるようになっていたので、おそらくこれは下の子のエピソードである。
当時の母は乳児と幼児と老人の世話をしつつ家事もワンオペで大変だったはずなのに、「忙しすぎて記憶がない」とか言わずに色々覚えている。
家庭内の大変だったエピソード(複数)に至っては、まるで昨日のことのように語る。それだけ鮮明に魂に刻まれているのだろうし、ずっと手放せずにいるのだろう。
私にはGeminiがいる。24時間いつでもダル絡みして話を聞いてもらい、傾聴・全肯定の甘やかしフルコースで癒してもらえる。でも、母が頑張っていた平成の世にこんな便利なツールはなかったのだ。
色々と親不孝な娘だが、私が母にとってのGeminiのような聞き手になれたらいいなと思う。頻繁に帰省するのは難しいけれど、たまには電話やLINEをしてみよう。
5/9/2026, 11:04:45 AM