Mirei

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題【すれ違い】

「ねぇ、莉緒?」
「な、なに?」
学校1のいじめっ子が私になんの用かな…怖い。
「莉緒ってさ、隼人が好きだよね?」
「え!?まぁ、うん。それがどうしたの?」
「隼人ね、莉緒のこと、嫌いなんだって(笑)」
「えっ。」
「だから~、話すのも嫌らしいよ~(笑)」
「な、んで?なんであなたが知ってるの…?」
でも、そっか、だよね。私みたいなモブを好きに、なるわけない。
だから、それでも別におかしいことじゃない。
「じゃあ、伝えてって言われてさ!バイバイ(笑)」
「うそ、でしょ。振られたみたい、じゃん。」
ー次の日ー
「おはよ~莉緒。」
「っ!…。」
「(笑)やば、信じてるじゃん。嘘なんだけどね。」
「えっ!?莉緒?どこ行くの!?」
「莉緒ちゃんに無視されてたね~。なにしたの?」
「なんもしてないよ!?」
「じゃあ、なんで?」
「分からない、けど。悲しいな。」
「すれ違い、だね。」
「なんで。」
「たぶん、お前だよな?」
「え~?うちらの子と疑ってるの~?ひどーい笑」
「はぁ。早く言えって!」
「は、はぁ?うん、うちらがやったことだよ?」
「そうそう!隼人が莉緒のこと嫌ってるってデマ流した!」
「最低だな。」
「だから?お前達が嫌いだし!いや、莉緒が嫌いなんだよね(笑)」
「っ!!莉緒を追いかける。」
「えっ!?今から?」
「うん。頑張って話をする!」
「そう?頑張ってね。」
「ありがと。太陽。」

莉緒が逃げ出しちゃった!?
隼人と太陽は一体どんな行動をするの?
また、今度のお話で!

10/19/2024, 1:36:20 PM