[とあるゲームセンター]
サトル・ナツキ・マスミが来る。
今日。俺たち3人はジャックさんに呼ばれて、俺たちが持つ"能力"について聞かされる…
で、この米国人は格闘ゲームに夢中(-_-)
とても真剣な雰囲気ではない。
「いやぁ、終わってもいいんだけど、連勝が止まらなくてさぁ…いっか。やりながらでも(・∀・)」
3人「キセキ!?」
「そうだよ。伝説とかに聞くだろ?海を割ったり、雨降らせたりと神懸かった聖人。あれだよ」
胡散臭い外国人の戯言も、ここまで来ると清々しい。もうこの人の話はマジメに聞いてはダメだ。
「口で言うより試した方が早いか。お前、どこの台でもいいからスロット押してみろ」
ジャックさんはナツキにメダルを3枚渡す。この後、台はスリーセブンが止まらなくなってギャラリーが集まる事態に(・o・)
「こんなの序の口だよ。キセキを必然にするチカラ…神の領域。俗に"ミラクリスト能力"って呼ばれてる」
…平凡な俺たちの人生はトンデモナイ方向へ向かいそうだ。あれからいくらか話は続いたが、脳が処理しきれない。
[サトルの自宅]
部屋に帰るなり、すぐベッドに横になった。なんだよキセキって?俺たちのカラダどうなってるんだ?ワケが分からない。
ピンポーン。郵便でーす。
自分宛ての封書だったが、差出人が書かれていない。怪しい…(-_-)
でも中の手紙に触れた途端、アタマにイメージが入り込んでくる感覚が⁉
[手紙の文面]
この手紙を受け取っている時は、きっと複雑な気持ちの中にいると思う。でも不安になることなく、今の自分を受け入れてほしい。
その持っている力は、限られた者にしか扱えない。だから必ず役立ててくれ。
大丈夫。君は一人じゃない。時期に同じ志に導かれた仲間が集まる。
だから、来るべきときに備えて努力してほしい。
…なんだろう。みんなの笑顔が伝わってくる不思議な手紙だった。
[10年後の世界。荒んだ都市部]
マヤ「サトル君。貴方のメッセージ、手紙にして届けたよ。君が初めて"チカラ"について知らされた日に設定して」
ありがとう。悪あがきかもしれないけど、早いうちから自分の意識を育てておきたくて…(^_^)
このイメージが見えるか?あの頃の俺。
これから世界は滅亡の危機に傾いていく。きっと想像を絶するだろう。
君のひらめきが今の自分に何かを与えるかもしれない。そんな淡い期待だけど、それさえもキセキに変えてみせる。
みんな元気だし、まだ諦めていないよ。
2/16/2023, 8:28:38 AM