沈まない太陽があるとしても
西からは太陽が昇ることはない
自然の摂理に則れば
己の存在はそれに反するものでしかない
夜の闇に息をして
昼の光に息を潜め
朝陽に憧れを抱く
どれだけの時が流れても
君の温もりを忘れた日は一度たりもない
氷のように冷たい私の皮膚に触れる君の温かさは
私のすべてを優しく包み込む
その温もりを
もうどれだけ感じていないだろう
君に触れたくて
君を想う
だから
朝陽に身を曝すのだ
この躰がどうなろうとも
温かな
君を想い出す
2023.6.10/朝日の温もり
6/10/2023, 9:54:47 AM