祈りの果てには絶望があると思う。
何もかもを巻き添えにするのが祈りだ。
だが、それも叶わないなら?
後に残るのは絶望だけだ。
叶わなかった願いを次に燃やすものもない中
眺め続ける。
これを絶望と言わずしてなんという。
たしかに昔の人は絶望の中には、
光が紛れ込んでいると言った。
しかしそれが何になる?
圧倒的な絶望の中で、
人は希望を感じることができるのか。
それとも希望だけを信じるのか。
もし、そんなことが出来る人間がいるならば
その人は、「英雄」と呼ばれるだろう。
11/13/2025, 12:36:51 PM