うっすらと汗をかきながら目覚める朝
幼なじみと目を擦りながら行くラジオ体操
セミの合唱の中自転車で森を走り抜け
いつもの市民プールでくたくたになるまで泳ぐ
そうめん、麦茶、スイカ
扇風機の前で少しだけ眠る
母に言われた通り麦わら帽子を被って公園へ
虫取り、ボール遊び、上の学年の子から聞くちょっと怖い話
日が沈んできたら迎えに来てくれる母がいた
普遍的な夏を過ごしたあの日の麦わら帽子の少女。
帽子の顎紐のゴムをパチンパチンとのばしながら、
ヒリヒリする日焼けの後を気にして過ごした日々。
8/11/2024, 12:37:29 PM