留美

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大空に羽ばたいて


旅立ちの日に という歌に
このような歌詞があった
少し違うかもしれないけれど
こんな歌詞
卒業する時、未来を
夢見た歌詞だろうか

明るく真っ白な翼と
美しい青空を連想させる



それなら、翼がない人は
どうしたらいいんだろう
翼をもがれて飛び立てなくなった
鳥はどうしたらいいんだろう






捻くれてしまった私にとって
大空は憎たらしいもので
しかない

辛い時も落ち込んだ時も
お構い無しに照りつけてくる
大空






一年と少し
私がまだ希望に満ちていた時
そして、まだ翼を輝かせていた時
私は大空が大好きだった

大切な人と共に大空の下に
いるのが大好きだった








今や大空の光を
素直に受け取れなくなった
私だけれど
翼を治す事も出来ず
地上に佇むだけの
私だけれど


翼がない私を包んで欲しい
貴女の暖かい翼で包んで欲しい
そして私の翼がまた生えて来た時
美しい大空から
私が飛び立つのを見守って欲しい


そう夢見ることがある
永劫に叶わない夢だけれど
そう考えてしまうんだ

12/21/2022, 3:30:02 PM