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小さい頃、

紅茶にミルクを

一滴一滴落とすたびに

ぶわっと広がるミルクを見ては

幻想的になる表現が好きで

楽しかった記憶がある。

今はもう

そんな表現を楽しまず

普通にミルクを注ぐけど

またあの時のように

幼心にかえって

一滴、一滴と

あの落とす瞬間、

時間を、楽しんでみようか。

きっと忙しない状況から

落ち着くものを感じると思う。

落とす間は

時間がゆっくり流れ

静かになる感覚を覚える。

今、ここにいるのを感じる。

ミルクが広がる幻想的な表現に

心が癒やされるかもしれない。

ミルクを落とすだけのことだが、

何気ない日常の一コマは

今を豊かにすることがある。

今度紅茶を淹れるときは

ミルクを一滴ずつ

落として見ようと思う。

そしてその時間も楽しんでみようと思う。

なんだか格別に美味しくなりそう。

4/21/2024, 1:41:24 PM