君が紡ぐ歌
あなたの詩は澄み切って、透明な透明な水みたいだった。
体の隅まで行き渡って、なければ生きていけないかのよう。
お前の歌は染み入る光のよう。
深く深く入り込んで奥底まで照らす。
あなたの詩が好き。
私はもう澄んだ水でしか生きられなくなってしまった。
お前の歌を好いている。
俺はもう陽だまりの中にしかいられない。
いつまでもあなたが詩を紡ぐ様を見ていたい。
この世の全てを悟りきったかのようなその横顔を。
いつまでもお前が歌う姿を眺めていたい。
思った全てを連れて行く覚悟を。
あなたの紡ぐ詩は私の全てだ。
お前の叫ぶ歌は俺の全てだ。
この思いが互いに伝わらなくてもいい。
そのうたの一助になれれば、それでいいから。
10/19/2025, 1:01:39 PM