日曜日。午前8時頃。
普段この時間のこの公園では、通勤途中の人々がみんな駅に向かうため歩いている。
私も毎朝、自宅付近のこの公園を突っ切って駅に向かう。そして今日も。
休日出勤はそう珍しいことではない。だけどやっぱり、できることなら休みに仕事をするなんてしたくない。そんなことを考えながら公園を歩く。
木々に囲まれた道。木漏れ日が足元を照らしている。風で木々が揺れる度、まるで波のように足元のアスファルトの色を変化させる。
私は、この朝の時間はそんなに嫌いではなかった。風の音しか聞こえないような、まるで私一人しか世界にはいないような感覚。
日曜日のこの時間には、平日のこの時間にない空気がある。
公園の出口が見えてくると途端に名残惜しくなる。永遠なんてやっぱりないのだ。
次の休みは何をしようか、そう考えながら、私はまた日常に戻っていく。
お題:木漏れ日の跡
11/15/2025, 11:15:41 PM