掴もうと足掻いていた
小さな夢 大きな願い
青い薔薇が咲く頃に
君と指切り 夕暮れ空
掴もうと足掻いていた
君の背中 遠すぎて
何度腕を伸ばしても
霞ばかりを掴んでた
夕暮れ指切る帰り道
君と手繋ぐ影法師
星海の広がる空に
願い事 一つ
君との約束 夢の欠片
箒星に乗せて飛ばした
掴もうと足掻いていた
夕焼け染まる天気雨
遠く遠くの蝉時雨
泣いていたのは誰だった?
夕闇降ろす帳の先に
意地悪影の手通せんぼ
道なき道を行く君に
追いつけないまま泣いた
掴みたかった夢は
いつの間にか砕けてた
夜の帳に隠されて
くつくつ笑う影法師
あの日の僕が笑ってる
星海の広がる空に
願い事 一つ
崩れ落ちたのは⋯⋯
果たしてどちらだったのだろうか
砕けた海の向こう側
箒星と散った夢
溶けてなくなるその日まで
叶わぬ夢の欠片 彗星(ほし)に乗せて
砕けた海に⋯⋯流し続けよう
3/17/2025, 12:06:54 PM