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人生の薄さに飽き飽きとする。

僕は人生で後悔していることがない。もちろん失敗した夜、悩んでくよくよすることはあった。

でもこうやって人生という長い時間で振り返ってみると後悔はないのだ。それはサバサバしてるとか決断力があるとかそういう訳ではない。

ただ人生を震わすほどの決断をしてこなかった。それだけだ。

幸も不幸も中途半端。そんな人間だ。
生きる理由も見いだせず、死にたいほどの理由もない。

真綿で絞め殺されるようなじわじわとした焦燥。
明日死んでも構わない。生きる理由もない。

これを最悪と呼べるのだろうか。

人生は糸のようなものだというが、幸と不幸が絡み合ってできるはずの糸を僕は織り成せているのか。

死にたい。死にたくない。

最悪へ身を任せてしまいたい



6/6/2024, 1:15:06 PM