#一年を振り返る
2024年、どんな1年だっただろうか。
楽しかった、と言う人もいれば、辛く、苦しかった、
と言う人もいるだろう。
僕は……楽しくて、小さな事に幸せを感じた一年でも
あったけど、それ以上に辛く、苦しい一年でもあった。
僕には親友と言っていいほどの友達がいる。
そいつと、夜更かしして、リア充みたいな会話をして
そいつの言葉にときめいたり、その時間を幸せに思った
りと、それなりに幸せだったと思う。
もう1人、そいつと同じくらいに大切な友達がいる。
その子は、ほんとに面白くていつも画面越しでも、
対面でも笑わせてくる。それも、こちら側をどことなく
励ましたり、明るく優しく包み込むように。
2人と話すだけで、傍にいるだけで、とても幸せな
気持ちになる。
そんなことと、反対に辛く、苦しかったこともある。
家庭環境と、人間関係だ。
僕には下に弟と妹が2人いて、両親と共に5人暮らし。
母はヒステリック気味で、小さい頃から、些細な
ことでよく怒鳴られたものだ。
最近では、それを我慢していた父が痺れを切らし、
よく喧嘩をするようになり、離婚まで考えている程だ。
母は、僕たちが高校を卒業するまでは離婚しないと
言い張り、喧嘩は毎回不完全燃焼で終わる。
また1つ、問題なのが弟と妹だ。
2人は、性格が瓜二つで、毎日どんぐりの背比べを
している。
そんな、性格が瓜二つの2人だからか、妙なところで
意気投合してしまい、2対1で僕を攻めることがある。
妹は母からの遺伝のせいか、ヒステリック気味で
口がとても悪く、弟は陰湿ないじめや心を引き裂く勢い
の言葉を放つ。
僕は、両親が喧嘩をしていても、弟達が喧嘩をして
いても、いつも仲介役だ。
そんなんだから、友達の家に宿泊したりと、一日家を
空けると、必ず両親が大きな喧嘩をしている。
だから、極力、家を空けることは避けている。
といっても、家にいること自体もストレスで、
自分の中にある、何か黒く重いものが溜まっていく。
僕は小学生の頃に、当時、親友だった人に裏切られ、
誰かもわからない人に靴に画鋲を入れられるなど、人間
関係や精神に深い傷を負った。
そして、解離性同一性障害という精神障害を患った。
いわゆる、多重人格ってやつだ。
日常生活に直接的に害をもたらす訳では無いが、
多重人格とは別で、離人症状というものも出ているため
これは日常生活に支障を来たしている。
自分にとって辛いことや苦しいことを忘れてしまう、
そんな、言う人からすれば都合のいい障害だ。
それでも、この症状を持っている以上、無意識に
物事を忘れることや自分から自分では無いような感覚を
無理に感じさせられるのだ。こちら側としてもいい迷惑
にもなる。
この1年で、何度――。
死にたいと――。
友達に助けを求めたいと――。
思ったことだろう。
辛くて、苦しくても、誰かにこの気持ちを相談しては
相手に背負わせてしまうと、助けを求めてはいけないと
自分に思い込ませた。
でも、あの2人と居ると幸せで――。
ここで死んでも死にきれない……。
何度、そう思ったことか……。
まぁ、そんな1年だったよ。
12/31/2024, 8:16:10 AM