お題《ひらり》夢路で花木から淡いの花弁が零れ落ちる深々と地面に舞い落ち一面ミルク色ふわりと仄かに甘い香りが心をくすぐるミルクの海に沈んでいく器の痛みも記憶の痛みもすべて真っ白な世界へ朧気に風花となって運ばれ蝶になって空を羽ばたくあなたを探して「俺の持つ月灯りをお前にやろう。お前がこの先、一生迷わないように」月光花の海で月灯りが瞳に零れ落ちるあなたの瞳から届けられた奇跡でもそれは――永遠にあなたを失うこと《途中書き》
3/4/2025, 9:35:30 AM