「今年の抱負?そうだなぁ…」
暗く冷たい空気の中。静かな世界と対照的な、あたしの生存証明の音があなたに聞こえていないか。そう思っただけで、息が苦しくなった。
「あんたは?」
喉に勢いよく空気が流れてきたせいで、強風のような音が漏れた。すこし動揺しながら、でもあなたには落ち着いて見えるように答えた。
「失恋しないこと、かな…?」
「え?それって抱負なの?」
可笑しそうに笑う貴方、つられてあたしも頬を緩めた。
「私はまた2人でバカすること!」
「え、ぁ、それ抱負?」
「抱負だよ」なんてあたしの背中を叩きながら言う。彼女の言葉で熱が広がった気がしたのはきっとそのせいだ。
「なら、来年もここで日の出見ない?」
「いいよ、あんたが一緒なら」
もう外は明るくなっていた
1/3/2026, 6:50:55 AM