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【また会いましょう】(創作物語)
華のJKになったなおは理想の高校生活を胸にしながら学校へ向かう。しかし夢を見ていたのは最初の頃だけ、なおはいじめの対象となってしまった。

生徒 「今日も学校来てる笑」
生徒 「いいかげん来なければ良いのに菌が移る」
生徒 「それな?笑」
なお 「……」(教科書は酷く落書きされ、破かれている)
クラスメイト 「笑笑…」

なお 「どうして私がいじめられないといけないの…」
(誰にも相談出来ず、家に帰ると夜遅くまでSNSをするようになった)
なお 「なにこれ…?」ーーー好きな世界へ行く方法ーーー
なお 「馬鹿らしい、どうせ何も変わらないのに…」
(なおは説明通り紙に、行きたい世界の詳細を書きそれを枕の下に入れて願いながら眠りについた)

なお 「ん…夢の中なのに夢ってわかる…あー、これ私が行きたかった世界だ」
なお 「綺麗な野原…」
すず 「なお!待ってたよ!」
なお 「……すず!」
すず 「なお こっちに来て!綺麗なお花があるの!」
なお (すずは私が作った架空の子、優しくて可愛い子)
なお 「このお花凄く綺麗…すずありがとう!」
すず 「どういたしまして!…なお、このお花あげる!」
なお 「え、いいの?こんなに綺麗なお花…」
すず 「なおに持ってて欲しくて!このお花見て少しでも励ましになればなって…」
なお 「え?」
すず 「そろそろ帰る時間、なお、またね…」
なお 「……夢…!このお花…」(目覚めたなおの手には夢の中ですずがくれた綺麗なお花があった)

生徒 「また来た〜笑」
生徒 「あいつが来ると淀むわ〜、はぁ気分下がる」
生徒 「ねね…笑あいつ、机に置いた花見て泣きそうになってるよ笑」
生徒 「感動してくれて良かった〜笑」
(なおの机に置かれていた花の花言葉は死を意味していた)

なお 「どうして!!!…私が何をしたっていうの…」
なお 「……すず…たすけて…」(帰宅しすぐに会いに行く)

なお 「…ん、、すず…すず!」
すず 「なお!…どうして泣いているの?」
なお 「ん…少し悲しい事があっただけ…」
すず 「……なおのためにお花を摘んだよ!」
なお 「花……ごめん、今はいらない」
すず 「そっか…じゃあこのペンダントをあげる」
なお 「綺麗…すずの大切なものなんじゃ…?」
すず 「だからなおに持っててほしいの!…そろそろ帰らないと…なお」
なお 「嫌だ!帰りたくないよ…」
すず 「…でも、帰らないと、もう戻れなくなっちゃう」
なお 「いいよ、 ずっと一緒にここにいようよ…」
すず 「ダメだよ、なおは戻らないと!」
なお 「なんで!? どうしてそんなこと言うの…」
すず 「ごめんね、なお、またね…」

(次の日の夜)
なお 「すずの性格を変えればいいんだ…あんな事言わないように、優しくて可愛くて一緒にいたいと思うすずに…」

なお 「すず…」
すず 「なお!あっちに綺麗な湖を見つけたんだ!」
なお 「本当!? 行こう!」
なお 「綺麗…綺麗に反射して違う世界があるみたい」
すず 「良かった!…もう帰らないと、なお…」
なお 「なんで…変えたはずなのに!!どうして言うの!?嫌、もう嫌だよ、帰りたくない……」
すず 「……なお、帰らないと、」
なお 「帰ってもまた辛いだけ!ならすずと一緒にいたい!戻れなくなってもいいから……」
すず 「ダメだよ、なおを1人にはさせられない……」
なお 「すずもいるでしょ、?1人じゃないよ…」
すず 「……私、もう消えちゃうから…なおを一人ぼっちにさせちゃう」
なお 「なに、?消えるってどういうこと?…」
すず 「私は本当はもう死んでるの、でも魂が繋ぎ止められてるからなおと話せてる、でもあと少しで魂も消える」
なお 「すずともう話せなくなる……?そんなの嫌だ」
すず 「だから…元の世界へ戻って、それでどうか幸せになって…なお…」
なお 「嫌だってば!すずやめて!その話はもう聞きたくない!嫌だよ…もう会えないないなら私も…」
すず 「会えるよ、なおにとっては少し長いけど来世できっとまた会える、必ずなおを迎えに行くよ」
なお 「いや…まって置いて行かないで……」
すず 「また会おうね、必ず迎えに行く約束!だから少しの間お別れ」
なお 「…約束だからね、絶対また会おうね!」

なお 「…すず……」
(それから何度もあの世界へ行く方法を試したけど1度も行けなかった)
なお 「…すず、もう会いに行っても良いかな…少し早く会いに行っちゃうかも…」(なおはすずに貰ったペンダントで首吊りをして死亡…)

11/13/2024, 2:58:27 PM