見たことのない世界が恐ろしくて、
見慣れた世界に縋っていたくて、
そんな私に貴方は、それも素敵だと思うよなんて微笑みながら言うもんだから、なんだかその程度の人間だと思われたみたいで悔しい。
目を輝かせてなんの躊躇いもなくどんどん進んでいく姿は、
いくら周りが止めようとしても無理な段差を飛び降りようとする、無鉄砲な子どもにしか見えなかった。
何も考えていないのか、
何もかも諦めているのか、
わからないけれど、でも、置いて行かないでほしい。
着いていかせてほしい。
「まだ見ぬ世界へ!」
6/28/2025, 9:53:17 AM