ヤツらがやってくる季節が来てしまった。
そう、出身地は南関東の里山のそば。里山は遊び場で、友人(親に内緒)などと良く遊びにいったこともある。某市民の森の看板が立っていて、ハイキングコースになっていたり、天然の源氏蛍が見られる池があったりした。今では立ち入り禁止になってしまった高台から、遠くに霞む千葉や都心のビル街を眺めて話したこともある。
そこは森、あるのは木々。当時は車が少なかったせいか、モヤモヤと木々から風に乗って煙が上がっていても気にならなかった。無論、その正体は--。
--スギ花粉である。もっさりと風に撒かれていく中でわたしと友人は平然と語り合っていたのだ。
【風に乗って】
4/29/2026, 12:13:50 PM