日の出はいつの時代でも昇ってくるもの。そして、夕焼けと共に沈んでいくいくもの。
新しく昇ったからと言って目出度いものなのだろうか。
気に留める価値は果たして有るのだろうか。ただ昇り沈んでいくものに対して。
ただ単に世界を照らす天然の日光に対して。あるいは、太陽の神々への礼拝だろうか。それならば無力な偶像に過ぎないのに。
近づく者を緋を抱くように火で焼かれたのは、イカロスだったのではないだろうか。有名な話である。
日の出と共に起き、日の沈みと共に眠る。それが人間と自然の営みであった。電気が世界中に普及されるまでは。
その営みが崩れてきてしまっている。不夜城という言葉が生まれるぐらいには。
太陽は昇る。雨雲に覆われていたとしても。
太陽は沈む。夜を地上にもたらすために。ただ存在するのだ。
平日だろうと休日だろうと関係ない。ただ地球を公転するために回り続けている。それが太陽なのである。
例えそれが鮮明な瞬間だとしてもーー。
1/3/2025, 10:27:05 PM