連想の旅人

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愛する、それ故に

彼はその国を愛していた
誰よりも、何よりも。

だから愛した国を守るため、
数えきれぬ犠牲を、壁のように積み上げた。

我らは理解してはならない。
彼の孤独を 悔恨を 苦悩を
彼は忘れてはならない。
滅ぼされた者の無念を 絶望を 慟哭を

決して重なり合うことのない、それぞれの正義
ただ愛していた、皆それだけだった。

10/8/2025, 7:26:45 PM