récit

Open App

僕の上空を風のように通り過ぎて行った人たちや、目的、理想、決意などのそれらが人生に絡みついている。
振り返ると、過去や未来もまた、ゆっくりと風のように流れて行った気がする。

次の年には、すっかり忘れ去ってしまった人もいるし、翌日にはあっという間に無かったことになった出来事も少なくない。

それでもその中で間違いなく、人生を豊かにしてくれた人たちや、行く先を決定づける出来事があった。

僕は運命なんて信じてはいないけれど、そうした出会いや別れは、何かの思し召しだったのか、あるいはもっと軽やかに、風のいたずらだったのかもしれないな、とぼんやり考えるんだ。

「風のいたずら」

1/18/2025, 2:30:07 AM