『夢へ』
世界と人の美しさを知って
不平等さと醜さも知った
色んなものを吸い込んだ
この濁った瞳では
言葉を覚える前に見ていた
無垢な夢は見られない
それを知った時は悲しくて
つらくて苦しくて恨めしくて
手放しに何かを信じる心を
どうにか取り戻したかったけど
もうとっくに手遅れだった
だけど叶わない夢もあるって事に
気付いてからの方が自由で
自分らしく生きやすくなった
なぜかそんな気もしている
諦めは救いでもあった
次の世界を覗く窓でもあった
これは夢を見なくなった大人の
子どもたちには言えない内緒の話
4/10/2025, 12:48:08 PM