紫雨

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ウェディングロードを歩く私。パパと一緒にゆっくりと進んでいく。君が見えてきた時、私はもう既に泣いていた。ゆっくりと階段を上がって、君の前までゆっくりと進んで来た。
僕と一緒に一生を歩いてくれませんか?
この言葉を言われた日から私は君とずっと幸せになると覚悟を決めてはや何年だろうか。やっと見れた憧れの景色と君の顔が、私の人生の中で1番キラキラと輝いていた。この人と人生を私は幸せに歩んで行った。ごめんね。そう言って君は間接的に私に口付けをした。骨壷に入った私は、もう君の体温すらも感じられないよ。でも、こんな私と結婚してくれてありがとう。私は静かに空へ昇って逝った。

9/24/2025, 9:58:42 AM