OL「ドギャー!怪獣よ!」
ヒーロー「まてぃ!」
課長「なんだあれは!」
部長「赤いマントに黒いベルト!あれは、あれは!」
副社長「変質者だー!」
課長「ケーサツ呼びましょう!部長!」
部長「いや!この怪獣騒ぎのときに警察などまともに動いてくれるものか!ねぇ!副社長!」
副社長「そのとーりだ!この非常事態に我が社が警察など呼んだらきっと批判されるにきまっとる!きっと社長もそう仰るはずだ」
部長「あれ、副社長。そういえば社長は?」
課長「あれ、ほんとだ、みえませんね、さっきまでいたのに」
副社長「社長は...さっき怪獣に踏み潰された」
OL「あのーすみません警察ですか?」
ヒーロー「ヒーローチョォォォプ!」
ヒーロー、OLの腕らへんをチョップ。ケータイを落とす
OL「あ、痛」
ヒーロー、ケータイを拾う
OL「え、画面割れてるんですけど」
課長「え」
部長「それはいけませんな、ね、副社長」
副社長「うむ。社長もそう仰るだろう」
ヒーロー「うわーまじですか、カバーとか貼ってないんですか。イマドキそんな人いないっすよ」
OL「ここにいるんですけど。ねぇ弁償してもらうよ」
ヒーロー「いやーまじごめん。許して、今月厳しいの。この通り。ごめん、ごめん」
OL「いやいや謝って済むなら警察いらないでしょ」
課長「もっともその警察を呼ぼうとしていたのだけどね」
ヒーロー「いやー警察はまじで、ちょっとごかんべん。いま仮釈中で警察呼ばれるとまた刑務所逆戻りになっちゃうのよ、だからごめん、ね、ごめん」
部長「犯罪者じゃないかキミ。ねぇ副社長」
副社長「...社長も、社長も犯罪者だった」
部長「え?」
副社長「全国のヤクザと手を組み、ライバル会社の幹部を恐喝。さらに自身は資金の洗浄を頼んで、金儲け、さらにさらに脱税もしていた。ヤクザと手を組んでいたってことは、誰でも一声で東京湾に沈めることだってできるわけだ、何人殺していたか私にはわからん」
OL「弁償できないんだったらなんか別のことして返してよ」
ヒーロー「えー?別のことー?じゃあ...1日だけ何でも言う事聞いてあげる」
OL「は?それの何が嬉しいわけ?私に得ある?」
部長「そ、そんな...社長は、我が社は汚れた社会を生きていたというのですか、副社長ォ...そんなの、そんなのまるで社会の悪者じゃないですかァ!」
副社長「そうだ。社長もそう言っていた。」
課長「なぜそれをいま言ったんです?副社長」
ヒーロー「ヒーローを1日好きできるとかなかなかないよ?今だけの特別体験。」
OL「マァそうだけど...」
ヒーロー「さらにあと10秒以内に決定された方にはAmazonギフトカード3000円分もついちゃう」
OL「えー?」
ヒーロー「さぁカウント始まるよ。10,9,8,7...」
副社長「社長がようやく死んだいま、私は解放されたからだ。ついにあの恐怖から解放された」
部長「体が、体が震えていますよ副社長ォ」
課長「うれしい、うれしいんですね、副社長ォ」
OL「わかぁーったぁ。やるやる、それでいいから」
ヒーロー「よっしゃぁー」
OL「じゃーひとまずあの怪獣倒して。うるさくて何にもできない」
ヒーロー「あれね、おっけーおっけー。」
社長「た、助けてけろ〜」
副社長「そ、その声は!」
部長「社長だ!」
課長「怪獣に捕まえられている!」
副社長「生きていたのか...!」
部長「だがもうすぐで怪獣に食べられますね社長」
課長「結局はそういう運命だったのかもしれませんねあの人は」
副社長「さぁ、怪獣よ。はやく食べるのだ」
ヒーロー「あ、アマギフ、はい」
OL「ありがと」
ヒーロー、怪獣を一撃で倒す。飛び散る肉片。唖然とする副社長たち。社長は落ちるが木がクッションとなり、助かる
社長「は、はは!生き残ったぞ!!!ワシは!ワシはやはりついておる!はは!はははは!!!」
課長「そんな...」
警察が来る
ヒーロー「あ、警察じゃん。やば。」
OL「さっき呼んだのが来たんだね」
ヒーロー「さっさとずらかろ、つかまってて」
ヒーロー、OLをお姫様抱っこしてとんでいく
副社長「く...ぐ...」
部長「副社長ォ...」
副社長、声にならない声をあげる
衝撃音。
課長「...なんだあれは...!」
部長「大きな角に長いしっぽ...!」
副社長「新たな怪獣だ...!」
怪獣はまっすぐこちらへ向かってくる。そう見えた。
3/10/2026, 4:26:56 PM