「雪原の先へ」
視界を遮る猛吹雪。前へ前へと進む足を捕まえる積もった雪たち。一面真っ白に染め上げられた世界で、それでも一歩一歩踏みしめながら進んでいく。隣で同じように歩いていた人は私を越して行き、雪の中へ消えていった。足を取られて倒れていった人も見た。けれど、「先へ行かなくてはならない」という不思議な熱い想いだけが私を動かしていた。
この雪原の先にあるのが、希望なのかはたまた絶望なのかは分からない。それでも私たちは進まなければならない。
その先に希望があることを信じて。
12/8/2025, 1:23:09 PM