透明透明なガラス玉に映った世界は、少しばかりぼんやりしていたけど、色鮮やかに私の心を写した。私は自分の胸に手を当てた。心臓がばくばく打っていた。ガラス玉に映った世界は私の心に応えるように、ぴかぴかと輝き始めた。それはなんだか気分が高まるような、でもしばらくすれば落ち着いて心地よいものへと変わった。ゆらゆらと揺れる世界は、どこまでも気持ちがよく、私はそのガラス玉を大事にしたいと思った。
5/21/2024, 12:23:06 PM