秋空に関する諺に「女心と秋の空」(以下「女心」)がありますが、これは「男心と秋の空」(以下「男心」)と言う諺が変化したものらしいです。意味合いとしては若干相違ありますが、どちらも秋の変わりやすい空模様を移ろいやすい人の心になぞらえたものとなっています。
「男心」が江戸時代にできたのに対し「女心」は昭和頃に浸透、広辞苑に掲載されたのも1998年とつい最近とのことです。
似た諺が違う時代で使われ始めたことに、当時どんな世相だったか考えてしまいます。教訓的にはざっくり言えば「男心」は男に、「女心」は女に気をつけろ、または慰めと言った感じでしょうか。
およそ諺には教訓に類するものが含まれていますが、現代に新しい諺を作るとしたらどのようなものになるのでしょう。
様々なものが分類、区別、細分化さらには分断さえもされた時代に普遍的な言葉を残すことが出来るのでしょうか。たとえ出来たとしても、絶え間なく移ろう社会に取り残されはしないだろうか。
オリジナルの諺を作るコンテストもあるようなので、自分で1つ作ってみるのも面白いかもしれませんね。
「秋晴れ」
10/18/2024, 4:56:59 PM