子供の頃の不思議。鏡の正面にあるものが鏡に映るのは分かるが、鏡の中の斜め奥の方を覗き込むと鏡には映らないと思えるような場所の映像が映ること。
今思えば、鏡を斜めに覗き込むことで、入射角と反射角が広がり、より広い範囲の景色が鏡に映って見えていただけのことだが、鏡の中にこちら側の世界とは別の世界が広がっているように思えたものだった。
また、別の不思議。海辺の家に暮らしていた私は、山に登って海の方を見ると、遠くの方の海が視界の上の方までせり上がってくるように見えること。
単に標高が上がることで遠くの方まで見えるというだけのことだが、感覚的には遠くの海が上昇して見えていたということだ。
星が動くのではなく、地球が動いているのだ、と言われればそうなのかなとは思うが、普通に見れば動いているのは星の方だろう。
目に映る世界が見えるかのようにあらぬものとは思えぬものか
8/19/2024, 1:42:38 PM