助けてほしかった、誰でもいいから助けてっと叫び出しそうな夜だった。世界中が割れて崩れてしまうような足下を感じながら、踏ん張りの効かない感覚。助けて、お願い助けて。絶望だけが目の前に有る、切り立つた崖が行く手を防ぐ。駄目だ駄目だ、目を覚ますのよ悪夢から。気力を振り絞り目を開ける、眼の前には愛犬のお腹。あ〜苦しかった、窒息するとこだった。
11/23/2024, 12:41:31 PM