おでかけかばん

Open App

霜降る朝。今日の朝はいつもより寒く、なかなか起きれずにもう完全に遅刻の時間になっていた。よりによって今日はテストの日だ。こういう時、心配して起こしにくるのが親のすることだろう。でも、うちの親はそんなこと全くしない。僕にはさっぱりだ。
本来は遅刻の時、尚更テストの日には急いで学校に向かうべきなのだろう。僕は何故か頭は急いでいるのにも関わらず体が諦めに似た一種の快楽を覚えていてどうにも急ぐことは出来なかった。

現在9時。やっと家を出るとこまできた。
けれど、僕はもう急ぐという事を知らなかった。
今日だけは誰もいない通学路をゆっくりと歩こう。

11/29/2025, 12:13:25 AM