ショウタ

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1年後

 社会に出て随分経つので、10年、20年後のことが来年程度の感覚となってしまった。20代の頃はまだ計画性をもって生きねばという意識があったが、いつの間にかまず生きることが最優先事項となった。仕事にせよプライベートにせよ、予想外のアクシデントが日常となり、生活をするために計画は塗り替えられる。そのうちに計画というものに諦めをつけることが習慣づいてしまった。
 来年というものが近未来程先のことのように感じていた学生の頃は、社会を知らず人生を知らずしあわせな時間だったのだなぁと実感せずにいられない。


2024.6.25

6/25/2024, 1:36:02 AM