赤毛のアン
夢見る少女アンとアンを囲む人々のお話
ページを捲る度に書かれているアンの豊かすぎる感情の描写は当時の私に伝わったし刺さった。
自分はアンほどの感情表現をするタイプではなかったし、する必要もなかった(と思う)けれどアンの世界に引き込まれていたと思う。
後に女の子の母となった私は、学校の朝読書用としてこの本を選び娘に持たせた。当時の自分のようにこの物語の世界観を楽しんでもらいたくて。
読了後娘が本についてどのように感じたのか、聞くことはしなかった。親子だけれど感性は違う。育ってきた背景も違う。自分が好きだった本を子どもに伝えて触れさせることができた。それだけでひとつの達成感を得ていたのだろう。
6/16/2024, 3:47:35 AM