冬華(トウカ)

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時計の針が、一定の間隔で進む
時の足音が、静かな部屋に響き渡る
その部屋に一人、仰向けになっている私
電気もつけずに、ベランダから入る風に包まれている
陽が落ちてきて、少しづつ空気が冷めてきた
目線だけを時計に映すと、17:26ごろを指していた
時計の針が重なっていて、一瞬短針が取れたのかと思った
そうか、もう、夕飯の時間か
そう意識した途端に、お腹が空いてきたと感じる

ゆっくり体を起こして、台所に向かう
…冷蔵庫の中になんかあったっけ

9/25/2025, 8:05:06 AM