共存と両立

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お釈迦様はおっしゃいました。

執着を捨てなさい。
そうすれば怒りも苦しみも感じない、穏やかなこころで人生を歩む事ができますと。

怒られたなら怒ってはいけません。
騙されたなら助けなさい。

それを実践した人は、私たちが神と呼ぶ存在に、最も等しい場所に居るように見えました。

お釈迦様は、自己を捨てるなとおっしゃいました。
私たち人間は、世界にとってのガンであるとおっしゃいました。
ですから私たちは、世界に石を投げられても、常に清らかなこころでいる為の修行をしているのです。

私たちは、自然を壊します。
私たちは、生き物を壊します。
私たちは、争います。

私たちは、煩悩より生まれ、欲望のままに生きます。

その本能を捨てなさいと、おっしゃっているのかもしれません。

私たちは既に罪深い存在であるにも関わらず、仲間同士で罪を擦り付けあい、他人を攻撃し、騙します。

それを辞めるべきだと言うお釈迦様は、この世に生まれるための業を背負っておりません。ですから私たちにはその言葉が届きません。

私たちは己で考えてお釈迦様の願いにたどり着き、己の力で実行しなければなりません。

かの方は、我々の幸せを願ってくれています。
怒りや不安のような感情を、感じないようにと教えを授けて下さいます。

幸せは、苦しみの中でしか幸せを見つけることができません。
怒りや不安、悲しみは、そのための能力です。

その能力を使うことなく、私たちが幸せを見つけることが出来るまで。
私たちの世界は永遠の牢獄なのでしょう。



5/14/2024, 11:13:37 AM