おぼろげ

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【風に身をまかせ】※いつぞやの投稿と繋がりがあるかも…?※長文注意※自己満足
今日も朝は早く。一日の予定を分単位で考える。
何時から仕事。何時からお昼。何時までこの時間を過ごすのか。
いや、今日は日曜日。仕事なんてないのか。けれど、気は抜けない。また予定を立て直す。いつも真面目だ、几帳面だ、など言われるが、几帳面なのだ。真面目なのだ。
人生とは段取りで決まる。時間は平等。どうなるかは使い方次第、と親父の遺言で俺は生きている。
予定は決まった。
「よし、じゃあまずは、」
「こんっちは〜!!」
俺とは全くの正反対のやや高めな声。元気が良い声。何も考えずに来たかのようにダサい服。俺の友達だ。
「なんできた」
「え?合鍵あるし?しかも、今日休日じゃ〜ん!どっかいこーよー!」
「いや、今日はこれから来週の分の仕事を少しする。」
「なんで!?休日だよ!?」
「来週の分を少なくするためだ。休日だから、ってダラダラするわけには……」
「よし!僕の好きなパン屋行こう!」
「なっ!お前耳ついてるか!」
勢いで連れて行かれたが……
パン屋は閉店だった。
「……」
「……」
「よし、じゃー、次!新しくできた公園に行こう!」
「まだあるのかよ!」
コイツがいると、ハプニングが絶対起きる。絶対。
でも、たまには、自然に身をまかせながら……風に身をまかせながら過ごすのも、
「悪くないな」
「でしょ?」
公園に咲いている満開の可愛らしいスズランを見て言った。そんなスズランも風に楽しそうに揺れていた。

5/14/2026, 10:38:24 AM